第10期 叡王戦

主催 / 株式会社不二家 公益社団法人日本将棋連盟 特別協賛社/ひふみ 協賛社 / 中部電力株式会社 株式会社豊田自動織機 豊田通商株式会社 日本AMD株式海砂h アパリゾート佳水郷

  • 叡王防衛
  • 第1局勝利
  • 第4局勝利
  • 第2局勝利
  • 第3局勝利
  • 第5局勝利

叡王戦振り返り

五番勝負第5局の立会人を務めた木村一基九段に
第10期叡王戦を、振り返っていただきました。

木村一基 九段
木村きむら 一基かずき 九段
1973年生まれ、千葉県四街道市出身。
佐瀬勇次名誉九段門下。1997年、四段昇段。1998年度新人賞を受賞。
2019年、第60期王位戦七番勝負において勝利し、
46歳3ヶ月で初のタイトルを獲得。
タイトル戦登場9回。獲得1期(王位)
  • 第10期はどんな叡王戦になりましたか?
    本戦は実力者がそろった組み合わせになりました。
    挑戦者決定戦では本命視されていた藤井竜王名人を破った糸谷八段と対抗とみられていた永瀬九段を破った斎藤八段の顔合わせになり、乱戦模様をうまくまとめた斎藤八段が挑戦権を獲得しました。
    斎藤八段は久しぶりのタイトル挑戦、楽しみな組み合わせとなりました。
  • 五番勝負はどんな戦いでしたか?
    東西に分かれていることもあり、叡王戦が始まるまで対戦が1局しかなく、どのような戦いになるか想像がつかず、お互いに戦形選択には苦慮したのではないかと思います。

    第1局▲伊藤叡王(相がかり) △斎藤八段(勝ち)

    第2局▲斎藤八段(相がかり) △伊藤叡王(勝ち)

    第3局(勝ち)▲伊藤叡王(相がかり) △斎藤八段

    第4局(勝ち)▲斎藤八段(角換わり) △伊藤叡王

    第5局▲斎藤八段(相がかり) △伊藤叡王(勝ち)


    第10期叡王戦は相がかりシリーズといってもいいでしょう。
    ひとくくりに相がかりといっても細かく分ければ多岐にわたり、いろいろな戦形が出たという印象があります。序盤の研究家の両者がまさにぶつかり合っている感じがします。
    また際立つのが持ち時間の使い方。両者ともに丹念に読み、終局までまだだいぶある所から一分将棋に突入しています。この点では似たタイプなのかもしれません。
    第3局を終え2-1と先に伊藤叡王が防衛に王手をかけましたが、続く第4局で斎藤八段が角換わりを採用、最終局へつなぎました。
    最終第5局は斎藤八段の先手。意欲的に動き一時は大きなリードを築きますが、秒読みが続く中、伊藤叡王が抜け出しました。最終盤はどちらが勝つかわからず、見ごたえ満点の名局だったと思います。
  • 不二家主催のタイトル戦として
    期待することはありますか?
    不二家さまといえば何と言ってもおやつです。五番勝負で提供されるおやつはすべて不二家さまのもの。長考で疲れた頭脳をいやすのは甘いものが一番で、対局者にとってひそかな楽しみでもあります。彩りがきれいなのも見逃せません。
    また観戦されるファンの皆様の中では「対局者と同じものが食べたい」と思われる方が多く、応援する棋士と同じ気分を味わうことは格別なものでしょう。
  • 叡王戦はこれから
    どんなタイトル戦となっていくでしょうか?
    叡王戦は段位別予選、本戦、五番勝負それぞれ持ち時間が違う特色ある棋戦です。予選は気軽に見やすく、また本戦、五番勝負はじっくりと観戦いただけます。
    歴代の叡王戦登場者を見ると、比較的若い世代が多いことに気づきます。またハイレベルな中でも、その時に勢いのある方が挑戦しているような印象があります。そんな中でベテランが指をくわえてみているわけでもなく、今後は世代間での争いもみられるのではないでしょうか。
    来期の叡王戦も楽しみにご覧いただきたいと思います。

五番勝負アーカイブ

第10期叡王をかけて行われた五番勝負の観戦はこちらから

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外部リンクに接続します。

対局おやつ

タイトル戦の10時半と15時に設定される「おやつ」タイム。
五番勝負の対局で、
不二家が提供した「おやつ」を紹介します。

第1局

10時半のおやつ

  • ペコちゃんのツインほっぺ(シャンテリー&カスタードクリーム) ふわふわのスポンジに軽いタイプのカスタードクリームとシャンテリークリームがたっぷり!ひと口で、ふたつの味わいがほっぺいっぱいに広がります。
  • サンリオキャラクターズマカロン(各種) サンリオの人気キャラクターとペコちゃんをマカロンに!見た目も可愛い、食べてもおいしいマカロンです。

15時のおやつ

  • 苺とフルーツの贅沢パフェ 苺ジュレにバニラクリームを絞り、上部に旬の苺、キウイ、ブルーベリー、こゆずとグレープフルーツのシロップ漬けを飾った贅沢パフェです。
  • 五郎島金時と紅はるかのミルクレープ 五郎島金時クリームとやさしい甘みの紅はるかクリームを重ねました。サンドには五郎島金時ダイス入り。

第2局

10時半のおやつ

  • プレミアムミルキーバターサンド 丁寧にひとつひとつ焼きあげたサクサクのクッキー生地に、北海道産バター・練乳・生クリームを使用したコクのあるミルキーバタークリームをはさみました。
  • プレミアムミルキーバターサンド 丁寧にひとつひとつ焼きあげたサクサクのクッキー生地に、北海道産バター・練乳・生クリームを使用したコクのあるミルキーバタークリームをはさみました。

15時のおやつ

  • ホームパイ(アーモンドクッキー)ミルフィーユ サクサクのパイ生地にアーモンドクリーム、フィアンティーヌ、キャンディングアーモンドを使用し華やかに仕上げました。菓子商品「ホームパイ(アーモンドクッキー)」をイメージした商品です。
  • ミルキークリームロール しっとりソフトなロール生地に、乳味豊かな味わいのミルキークリームを合わせたロールケーキです。

第3局

10時半のおやつ

  • 金と銀 コクのあるなめらかな味わいのカスタードクリームと北海道産生クリーム入りシャンテリークリームのとろけるシュークリームです。
  • レモンケーキ 瀬戸内産レモンのペーストを使用したレモンケーキです。

15時のおやつ

  • 不二家のクリームあんみつ 食感にこだわった寒天キューブ、北海道産あずきを使用した あんこを飾りました。別添の沖縄県多良間島産黒糖を使用した黒みつをかけてお召し上がりください。
  • フルーツミルクレープ クレープ生地と軽いタイプの練乳入りカスタードクリーム を交互に重ね、上部には苺、メロン、ブルーベリー、パイナップルを飾りました。

第4局

10時半のおやつ

  • ペコちゃんのツインほっぺ(埼玉県産あまりん&ミルキークリーム) ふわふわのスポンジにあまりん苺クリームとミルキークリームがたっぷり!ひと口で、ふたつの味わいがほっぺいっぱいに広がります。
  • 金と銀 コクのあるなめらかな味わいのカスタードクリームと北海道産生クリーム入りシャンテリークリームのとろけるシュークリームです。

15時のおやつ

  • ホームパイチョコだらけケーキ(北海道産とうもろこし) 北海道産とうもろこしのムースとクリームを絞り、チョコクリームとチョコソースで仕上げました。上部には、「ホームパイチョコだらけ」を飾りました。
  • チョコミントケーキ 爽やかなミントクリームとザクザクとしたチョコクリームをサンドしました。チョコミント好きにはたまらないケーキです。

第5局

10時半のおやつ

  • ペコちゃんのツインほっぺ(シャンテリー&カスタードクリーム) ふわふわのスポンジに軽いタイプのカスタードクリームとシャンテリークリームがたっぷり!ひと口で、ふたつの味わいがほっぺいっぱいに広がります。
  • 気分晴々キラリ!もちづき白桃のあじさいパフェ パンナコッタにもちづき白桃のシロップ漬けをのせて、ザクロゼリーとラムネ寒天ゼリーを散りばめました。あじさいをイメージした今だけのデザートです。

15時のおやつ

  • 昭和100年記念 思い出のファッションケーキ 1970's クレープのパニエ シフォン生地と苺ジャム、シャンテリークリームをクレープで包み込み、上面にプリンをのせたボリューミーな一品。ヒッピースタイルを思い起こさせる花柄の敷紙で、レトロ可愛く仕上げました。
  • チョコまみれザ・ワールドケーキ(ブラジルコーヒー) 「カントリーマアムチョコまみれザ・ワールド(ブラジル編)」とのコラボ商品。コーヒームースとコーヒーソースを組み合わせ、チョコチップが食感のアクセント♪
  • チョコまみれ
  • チョコだらけ
  • チョコまみれ!ザ・ワールド(ブラジル編)
お菓子 BOX

お菓子 BOX 紹介

叡王戦限定で提供される「ペコちゃんお菓子BOX」の中身を公開。
勝負の一手を後押しするお菓子にも注目です!

歴代叡王

  • 第9期叡王

    伊藤 匠

    宮田利男八段門下。2020年、四段昇段。
    2021年度、年間勝率1位を達成。
    2023年度、竜王、棋王に挑戦。
    第9期叡王戦で藤井聡太叡王(当時)を破り、
    初タイトルを獲得。

  • 第6・7・8期叡王

    藤井聡太

    杉本昌隆 八段 門下。2016年、史上最年少(14歳2か月)で四段昇段
    その後も、昇段、タイトル獲得、タイトル防衛などで
    最年少記録を次々と更新。2023年には史上初の八冠を達成。
    第6期叡王戦で豊島将之叡王(当時)を破り、叡王を初獲得。

  • 第5期叡王

    豊島将之

    桐山清澄 九段 門下。史上初めての平成生まれの棋士。
    2019年、第77期名人戦、第32期竜王戦を制し、令和初の竜王名人となる。
    第5期叡王戦で永瀬拓矢叡王(当時)との
    第9局にもつれる歴史的な死闘を繰り広げた末、タイトルを獲得。

  • 第4期叡王

    永瀬拓矢

    安恵照剛 八段 門下。2009年、四段へ昇段。
    第87期棋聖戦、第43期棋王戦でタイトル戦へ進出するもタイトル獲得ならず。
    第4期叡王戦で高見泰地叡王(当時)との七番勝負を制し、
    初のタイトル獲得となった。

  • 第3期叡王

    髙見泰地

    石田和雄 九段 門下。2011年、四段へ昇段。
    2018年1月に六段昇段。第3期叡王戦で自身初のタイトル戦進出。
    金井恒太六段との決勝七番勝負を制し、新タイトル叡王位を獲得。

  • 第2期叡王

    佐藤天彦

    第74期名人戦(2016年5月)で羽生善治三冠から名人位を奪取。
    2017年4月1日・5月20日に行われた最期の電王戦である第2期電王戦二番勝負では
    初のタイトル保持者として出場するも電王PONANZAに敗北を喫する。

  • 第1期叡王

    山崎隆之

    2015年12月13日に京都国立博物館で第1期叡王戦決勝三番勝負が行われ、
    126手で山崎隆之八段が郷田真隆九段に勝利し初代“叡王”の称号を獲得。
    第1期電王戦二番勝負に出場するも電王PONANZAに惜しくも2連敗を喫する。

※棋譜や対局運営等については、将棋連盟にお問い合わせ下さい。

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