このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、海外旅行へ2ヶ国以上行ったことのある18歳以上の200名を対象とした海外旅行での経験を通して知った世界と日本の文化に関するアンケート。皆さんが海外旅行で経験した国の特色や、その暮らしから見えてきた世界各地の「習慣」や「文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
第11回は、「海外旅行の観光地A―北米・中南米・大洋州(オセアニア)編―」についてです。
前回に続いて、「有名な観光地に行った」方へ、具体的にどこへ訪れたか伺いましたので回答を地域別に紹介します。
※国名表記では一部地域を含みます。

- ※()内 観光地名/地名/年齢
- 壮大な氷原に、大きな雪上車でアプローチできるコロンビア大氷原とエメラルドグリーンの美しい湖のレイク・ルイーズ。(コロンビア大氷原、レイク・ルイーズ/カナダ(アルバータ)/56歳)
- 当時は世界で1番高いタワーだったのでワクワクした。(CNタワー/カナダ(トロント)/37歳)
- 巨大な滝の壮大さに、ただただ目を見張るばかり。この世のものとは思えなかった。(ナイアガラの滝/アメリカ(ナイアガラフォールズ)/67歳)
- 最高に楽しい。公園は広くて昼間は人も多く、自然を横目に散歩できる。ニューヨーカーが素敵すぎる。(ニューヨーク/アメリカ(ニューヨーク)/35歳)
- 色々な人種がいて、明るい気分になれる。(セントラルパーク/アメリカ(ニューヨーク)/52歳)
- 有名な建造物や場所だったので、感動した。(自由の女神像、タイムズスクエア/アメリカ(ニューヨーク)/34歳)
- 壮大です。実際に車でそれぞれ岩のところに行くこともできます。(モニュメントバレー/アメリカ(アリゾナ、ユタ)/48歳)
- 雄大さはほかとは比べ物にならないと感じた。その近くにラスベガスがあるのも驚きだった。(グランドキャニオン/アメリカ(アリゾナ)/71歳)
- とにかくスケールがすごくて感動する。(セドナ/アメリカ(アリゾナ)/29歳)
- 1日中華やかで眠らない町だが、治安は良い。(カジノ/アメリカ(ラスベガス)/48歳)
- ものすごく広大な森林が広がっていて、スケールの大きさに圧倒された。(ヨセミテ国立公園/アメリカ(カリフォルニア)/66歳
- 思っていたより高かった。(ゴールデンゲートブリッジ/アメリカ(サンフランシスコ)/78歳)
- 有名な俳優の手形が見られた。(ハリウッド/アメリカ(ロサンゼルス)/20歳)
- 想像したよりこじんまりしていた。(シダの洞窟/アメリカ(カウアイ島)/68歳)
- ショーが素晴らしかった。(ポリネシアカルチャーセンター/アメリカ(オアフ島)/68歳)
- 想像より大きくて印象に残った。(モアナルアガーデン/アメリカ(オアフ島)/62歳)
- 夜景がきれいでした。(タンタラスの丘/アメリカ(オアフ島)/42歳)
- 早朝からハイスピードで登ったので大変だったけれど、景色は最高だった。(ダイヤモンドヘッド/アメリカ(オアフ島)/37歳)
- 自然が多く、空気がおいしい。火口付近を見ることができて感動した。(ハワイ島/アメリカ(ハワイ島)/35歳)
- 手付かずの無人島で、観光客しかいない。散策できるし、海もきれいで、1日中楽しめる。(マニャガハ島/アメリカ(北マリアナ諸島)/28歳)

北米で最も多く挙がった観光地は、ハワイ州オアフ島にある標高232メートルの山「ダイヤモンドヘッド」でした。山と言っても舗装された登山道がちゃんと用意されているので、初心者の方でもトレッキングを楽しむことができます。ダイヤモンドという名称は、昔この山に登った方が火口付近の方解石の結晶をダイヤモンドと勘違いしたことが由来になったと言われています。
次に多かったのはアメリカのニューヨーク州とカナダのオンタリオ州にまたがる「ナイアガラの滝」です。ナイアガラの滝は「カナダ滝」、「アメリカ滝」、「ブライダルベール滝」の総称です。最も大きなカナダ滝は幅が約670メートル、高さが約50メートル以上もあり、ナイル川の約90%の水量が流れているそうです。

- ※()内 観光地名/地名/年齢
- メキシコのピラミッド。思ってたよりそんなに大きくなかった。(テオティワカン/メキシコ(メヒコ)/45歳)
- テレビでしか観られないと思っていたので、現地に行けて本当に良かった。迫力が違うし、神秘的だった。(マチュピチュ/ペルー(クスコ)/64歳)
- ナスカの地上絵の上を飛行するツアーは、酔い止めが必要。(ナスカの地上絵/ペルー(ナスカ)/28歳)
- 幻想的で神秘的。(ウユニ塩湖/ボリビア(ウユニ)/30歳)
- 規模感に圧倒される。(イグアスの滝/アルゼンチン(ミシオネス)、ブラジル(パラナ)/67歳)

中南米で最も多く挙がったのは、ペルーにある古代インカ帝国の遺跡「マチュピチュ」でした。標高2,400メートル以上の場所にあるため「空中都市」とも呼ばれており、「インティワタナ(日時計)」や「コンドルの神殿」など、たくさんの遺跡が残されています。また、麓には日本人が初代村長を務めたマチュピチュ村があります。
次に多く挙がったのは同じくペルーにある古代ナスカ文明の遺産「ナスカの地上絵」でした。表面の黒い土を取り除くことで描かれている絵は、大きいものだと200メートルを超えるそうです。サルやコンドルが有名ですが、2019年に人や鳥など143点の絵が、2020年に巨大なネコの絵が見つかっています。さらに、今月にも新たに植物を描いたと思われる絵が発見されました。今後も新たな絵が見つかりそうですね。

- ※()内 観光地名/地名/年齢
- 果てしなく続く大原生林を、列車でのんびりと。(キュランダ/オーストラリア(クイーンズランド)/56歳)
- 果てしなく続く美しい珊瑚礁を、セスナから見た。グラスボートに乗れば、海の珍しい生物を間近で見ることができる。(グレートバリアリーフ/オーストラリア(クイーンズランド)/56歳)
- グレートバリアリーフにあるホワイトヘブンビーチは、神秘さを感じるほど白い砂浜と青い海がすごくきれいで、感動した。(ホワイトヘブンビーチ/オーストラリア(ウィットサンデー島)/31歳)
- 建物の形がユニーク。中のホールも広々としていてステキだった。(オペラハウス/オーストラリア(シドニー)/65歳)
- 日本が梅雨だったこともあり、暖かい場所で良かった。(ゴールドコースト/オーストラリア(ブリスベン)/58歳)
- 日本人がほとんどおらず、「外国に来た」という気分を味わえた。(クライストチャーチ/ニュージーランド/43歳)

大洋州(オセアニア)で最も人気を集めた観光地は、オーストラリアのクイーンズランド州にある「グレートバリアリーフ」と、同じくオーストラリアのシドニーにある「オペラハウス」でした。
「グレートバリアリーフ」は、全長約2,000キロメートルもある世界最大のサンゴ礁です。定番のシュノーケリングやスキューバーダイビングのほか、小型飛行機で空からの光景を楽しんだり、島でトレッキングをしたり、コアラを抱っこしたりと、さまざまなアクティビティが楽しめます。
シドニーにある「オペラハウス」は、ヨットの帆のような屋根が特徴的な近代建築物で、コンサートホールやオペラシアター、劇場などの施設が併設されています。建築時はその複雑な構造から「不可能」と言われたほど困難を極めたようで、当初の予定より10年以上も遅れて完成にこぎつけました。そんな建物の舞台裏を見学できるツアーもあるようです。
今回は「海外旅行の観光地A―北米・中南米・大洋州(オセアニア)編―」についての調査をお届けしました。
みなさんが訪れた観光地についてご紹介させていただきましたが、気になる場所はありましたか?
現地を訪れたみなさんが「圧倒された」、「感動した」と話したように、テレビなどで目にするのと実際に見るのとでは、天地ほどの差があるようです。機会があれば、ぜひ現地まで足を運びたいですね。
次回は「海外旅行のアクティビティ」についてお届けします。お楽しみに。