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世界のお菓子 SWEETS OF THE WORLD

  • パステル・デ・ナタ パステル・デ・ナタ
  • パステル・デ・ナタとペコちゃん パステル・デ・ナタとペコちゃん
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ポルトガル共和国エッグタルトの元となったスイーツ
「パステル・デ・ナタ」

ポルトガル共和国

パイ生地に卵黄たっぷりのカスタードクリームを詰めて、400℃の高温で一気に焼き上げた「パステル・デ・ナタ」。「国に戻ったらまず食べるもの」として名前があがるほど、ポルトガル国民にとってはなくてはならない伝統菓子です。何層にも重なった生地のサクサク食感と、ほのかに焦げ目がついた甘くとろけるカスタードクリームの組み合わせがクセになるおいしさ!一般的には朝食や午後のおやつとして、濃い目のエスプレッソと一緒に食べられています。ちなみにアジアで人気となった「エッグタルト」は、かつてポルトガルの植民地だったマカオで、パステル・デ・ナタにアレンジを加えて売り出されたものです。

パステル・デ・ナタは、首都リスボンにあるポルトガル大航海時代を象徴する建造物「ジェロニモス修道院」で生まれたと言われています。修道院では卵白を洗濯のりとして使っていたのですが、その残りの卵黄を活用して、さまざまなスイーツが作られたのです。こうして生まれたパステル・デ・ナタは、1820年の自由革命で修道院が閉鎖され、困窮した修道士達が売り歩いたことがきっかけとなり、一般に知れ渡るようになったそうです。

首都リスボンを歩いていると、スイーツやパンなどが揃う「パステラリア」と呼ばれるカフェをたくさん見かけるのですが、パステル・デ・ナタは必ず置かれています。

なかでも地元民に人気なのは、ベレン地区のジェロニモス修道院の側にある老舗店。甘さ控えめのとろとろした分厚いカスタードクリームにシナモンパウダーなどを振りかけるという、修道院時代そのままのレシピを守り続けています。また、中心街にオープンしたまだ新しいお店も、今や知らない人はいないほどの人気ぶりです。こちらのクリームはブリュレのようにこってりと濃厚で、サクサクの生地との相性がピッタリ。パティシエ達がパステル・デ・ナタを焼く様子を、間近で見ることもできます。

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