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安全のために3
サプライチェーンの品質保証
設計開発(プロセス)事例-商品のパッケージ表示-
食品表示法や景品表示法等の法令遵守を前提として、お客様に見やすくわかりやすく、誤認を与えない表示の作成を心がけています。具体的には、多くの人の「目」でチェックすることにより、間違いや誤認を防ぐ体制を設けています。
商品のパッケージ表示の作成においては、消費者庁や各業界団体に問い合わせをすることもあり、社外の「目」も入れてチェックします。できあがったパッケージデザインは、他部署にも回覧し複数部署の「目」でチェックします。新商品はパッケージデザインや品質等について、製造部門のチェック後に本社部門の「目」でもチェックします。1つの担当部署で完結させず、表示作成~商品の完成までを全社で共有する取り組みを行っています。
調達(プロセス)事例-トレーサビリティの確保-
購入した原材料は、ロットごとに適切に管理し、いつ・どこで・どの製品に使用したかわかるよう厳格にトレーサビリティの確保に努めています。サプライヤーとは、「調査チェック表」に基づき、手順・異物混入対策・工程管理など定期的に評価や品質監査を実施しており、サプライヤーとの連携を強化し、継続的な品質向上を推進しています。
また、新規サプライヤーを選定する際は、書類審査・現物確認・工場監査等を行うことで品質確保に取り組んでいます。
製造(プロセス)事例-継続的改善活動-
自社製造工場に加えてグループ会社製造工場及び製造委託工場についても現地監査を定期的に実施し、食品安全及び品質上のリスク要因を抽出し、改善活動に繋げています。監査実施者を本社部門に限定せず、工場部門にも広げることで幅広い視点で製造工場を確認してリスクの抽出を行っています。
不二家食品安全の日教育
2007年1月に期限切れ原料使用に端を発した一連の問題が起きたことから、毎年1月11日を「不二家食品安全の日」と定め教育を実施しています。この日は、過去の歴史と向き合い、“二度と起こしてはいけない”という思いを従業員一人ひとりが再認識し、決意を新たにする日です。この17年で社員の平均年齢は大きく若返り、一連の問題を経験していない社員が多くなりました。これからもさらに増えていく中で、「この問題を風化させないために、自分は今何をすべきか考える」ことを目的とした「教育」を行なっています。「不二家食品安全の日」の教育は、生産工場を中心にオンラインで実施し、リアルタイムで参加できなかった従業員に対しても動画配信にて実施しています。
![問題点と改善策 行政から指摘された問題点と改善点、ルールを守ることの重要性 2007年当時の体験談 2011年に作られた冊子「後輩たちに語り継ぐ体験談集」から当時のリアルな体験談を執筆した本人にインタビューして紹介 現在の取り組み事例 現在の食品安全に対する取り組みとしてアレルゲン管理体制を紹介](/company/about_fujiya/quality/img/food_safety_im17.jpg)
この教育を通し、今自分の立場でするべきことを考え、回答する形式で実施しました。当時の事実を客観的に把握し、実際対応に当たった従業員の話を聞くことによって、経験していない従業員もより現実的に捉えることが出来ると考えています。
一連の問題は「工場で起こったこと」が起点となっていますが、「どこででも起こり得るリスクを持っている」と認識し、工場・営業・店舗・本部の垣根を越えた相互理解のもと、従業員一同「食の安全」への取り組みをさらに強化、継承していきます。
![](/company/about_fujiya/quality/img/food_safety_im18.jpg)
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