ペコちゃんの歴史|ペコちゃんの部屋|株式会社不二家

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ペコちゃんの歴史

  • 初期 1950年~1970年代
  • 中期 1980年~1990年代
  • 現代 2000年~現在

初期 1950年~1970年代

張り子のペコちゃん人形

初代店頭ペコちゃん人形は、紙の張り子でした。ぺろりと舌を出した愛嬌のある顔と、ゆらゆらゆれる頭がかわいくて、一躍人気者に。でも人気者ゆえ、さわられたり、たたかれたりして、お手入れが大変だったのも事実。傷んだ顔の部分の紙を張り替える修理を繰り返すうちに、少しずつペコちゃんの顔が変わってしまうこともしばしば…。

流行に敏感!ロイヤルブームも取り入れた

当初から、季節感のあるファッショナブルな服を着こなしていたペコちゃん。当時、着せ替えはもちろん、服のデザインや縫製も、すべて不二家の人形課のスタッフが行っていました。季節の装いだけでなく、時代を反映するようなファッションも、柔軟に取り入れています。例えば、皇太子殿下(当時)のご成婚ブームにわいていた1958年ごろには、若き日の美智子様のファッションにあやかって、テニスウエアを披露したこともありました。

店の外でも大活躍

交通安全のキャンペーンなど、社会的な活動にも参加するようになっていくペコちゃん。その活躍の場は、不二家の店内だけにとどまらず、親善大使として海を渡るなど、どんどん広がっていきます。南極観測隊と一緒に昭和基地までお供したことも!隊員のみなさんが「ペコちゃんの頭をポンとなでて一息ついていた」という記録も残っているんですよ。子供も大人もペコちゃんの愛らしい表情にほっとする…、今でいう“癒し”の先がけ的な存在だったことがわかるエピソードですね。

テレビや雑誌にも登場

まだ白黒放送だった時代からテレビにも登場していたぺコちゃん。童話歌手として人気絶頂だったタレントが、ペコちゃん人形をポンとたたいて「また来るわ」とあいさつするCMがオンエアされました。その影響もあってか、ペコちゃん人形を見かけると、さわらずにはいられない子供がますます増えていきました。
さらに、子供たちのアイドルとなったペコちゃんは、雑誌のモデルとしても活躍。ペコちゃんがキャラクターになった子供向け雑誌、その名も「ペコちゃん」(少年画報社)。毎回、さまざまな表情のペコちゃんが表紙を飾っていました。

紙からプラスチック製に

1950年代後半、不二家の店舗の数が増えていったころから、店頭ペコちゃん人形は、紙からビニールやプラスチックに変わっていきます。それでも、ペコちゃんの “ゆらゆら”を見たいがために、さわる子供は増える一方でした。そんなブームが続く中、頭をなでるとペコちゃんがお話しをする「おしゃべりペコちゃん人形」が登場。店頭用に作られたもので、体長は台を含めて97cm。頭部のセンサーが付いていて、さわると作動する仕組み。ポケットに両手を入れてたスタイルが特徴的です。

定番のオーバーオール

今でも定番服となっているオーバーオール。1960年代前半ごろまでのオーバーオールは、今とは違っています。右足のすそ部分に「ペコちゃん」の文字が書かれていて、胸元には不二家の企業マークであるFマークが付いた人形が多くありました。ちなみにこのFマークは、1961年に戦後のアメリカを代表する産業デザイナー、レイモンド・ローウィがデザインしたもの!ズボンのラインは今より太めで、ダボンとした感じ。1970年代に入ると、スリムなラインに変わっていきます。ちなみにオーバーオールの肩ひもは、背中でX字に交差していると思われがちですが、実はV字になっています。

キリッとした瞳

初期のペコちゃんは、今の顔と印象が違っていて、目がちょっぴりつりあがっています。今の愛らしさとはひと味違う、別のツボにはまってしまいそうな、なんともクセになるかわいらしさ。外国の女の子など様々なものを参考にしたことから、瞳がブルーのペコちゃんもいました。

卓上マスコット

卓上人形もいろいろなバージョンがあります。ほとんどがソフトビニール製。1950年代からあるオーバーオールスタイルの首ふりペコちゃんをはじめ、1960年代に入ると、ホテルウーマン風やスーパーマン風など、ファッションのバリエーションも増えてきます。
「じゃんけんペコちゃん」という、ゲームができるタイプの卓上マスコットも。グー、チョキ、パーのボタンを押すと、モニター画面でじゃんけんができます。

いろいろなペコちゃんが存在する時代

実はこの時代、ペコちゃんの描き方に特に決まりがありませんでした。だから、イラストも人形も、いろいろなテイストのペコちゃんが存在していたんです。短くそろったまえがみ、リボン、舌を出している…といったポイントはほぼ共通しているものの、大人っぽいものから子供っぽいものまでさまざま。最初は、ペコちゃんの年齢が6歳とは決まっていなかったため、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんバージョンなどもありました。
当時人気だった商品の一つ、キャンディーが入ったブリキの車。そこに描かれているペコちゃんとポコちゃんも、今とは全く違う表情をしています。

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