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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

イタリア編 Vol.1 「“農業の大地”南イタリアの、太陽が輝く豊かな暮らし」

ルチェーラという小さな街

 私とペコちゃんは、南イタリアのプーリア州フォッジア県にある、人口3万4千人のルチェーラという小さな街に来ています。
 プーリア州はイタリアの南、イタリアの地形をブーツに例えると「かかと」に位置しています。
 トマトや様々なフルーツ、小麦やオリーブなど農業がとても盛んな上に、海の恵みまで楽しめるので、「イタリアで1番おいしいものが食べられる地域」として有名で、イタリア人はもとより、ヨーロッパ中の人々がバカンスに訪れています。
 長い歴史を持つ地域なので、街並みを見比べたりしながらゆったりと小さな村々を巡るのが、ここを訪れる観光客の楽しみの1つとなっています。

「おいしい食事の後は、のんびりお昼寝・・・・・。心もお腹も満腹になったよ!」 “ペコより”

 今回私が滞在させてもらったのは、先祖代々プーリア州に住む、カソ家のお宅。5人家族で、トマトと小麦の畑の中にある「マッセリア」に住んでいます。

 「マッセリア」とは、農場を営んだり動物を飼育したりするような広い敷地を持っている、この地方独特の農園領主の館のことです。
 カソ家もエントランスから玄関まで歩くと10分以上かかってしまうほど広く、3棟の豪華な建物には生活スペースだけでなく、ゲストルームやピザ焼き専用の部屋まで用意されています。広大な敷地の中では馬6頭、鶏、牛、ヤギなどの家畜や、犬や猫などのペットも飼われています。
 このマッセリアはなんと800年前に建てられたものだそうで、石造りの壁は当時のまま残されています。家具や置物も全てアンティークなので、まるで博物館に住んでいるみたいです。
 古い家だけあって、冷房はありません。家の中がほの暗くなるくらい日光を遮る工夫が施されているので、なんだか体に良さそうとも思えるのですが、私が訪問した7月は南イタリアで最も暑い時期で、最高気温が40度を超えることも。しかも雨がしばらく降っていないという悪条件も重なってしまい、猛烈な暑さを体験しました。

 さて、そんな彼らが暮らしの中で最も大切にしているのは、食事です。子育てにおいても、「良く食べる」ということを何よりも重視しています。
 カソ家の食卓に並ぶ食材は全て近くの畑で採れたものばかりなので、とっても新鮮!良質でおいしいものをイタリア全土に出荷される前の最高の状態で口にすることができるのは、南イタリアで生活する人の特権です。

 南イタリアは伝統的な暮らしが色濃く残っている地域と言われていて、驚くほど長い時間をかけて昼食をとる習慣があります。
 毎日13時過ぎから始まる昼食のために、家族全員が職場や学校から帰宅します。ほとんどの人が家族と昼食をとるので、お昼過ぎの街はしんと静まり返っています。

 昼食が始まるとまず前菜として出されるのが、私達日本人がメインとして食べているパスタです。その後メインディッシュのお肉や魚料理、口直しのサラダ、デザートと続き、最後にコーヒーやグラッパ(ぶどうの搾りかすで作ったブランデーの一種)を飲むと、ようやく一通りの食事が終わります。
 ここまでの所要時間は2時間半程度。食べ終わるとお腹がいっぱいになって、何もする気が起きなくなってしまいます。

 おいしい食べ物で満たされた後は、ウトウトできる至福の時間です。
 ルチェーラでは、1日で最も気温が上がる時間でもある15時頃から17時半まで、お店や会社、教会など、ほぼすべてが閉まります。
 唯一、休まずに働き続ける人が「マンマ(お母さん)」。休む間もなく、昼食の片付けと夕食の準備に取り掛かります。

 夕食は21時半頃からと、かなり遅めに始まります。週末になると、友人や親戚を招いて大勢で食事をしたりもするそうです。
 ちなみに、イタリア名物「ピザ」を焼くのは男性の仕事。普段は家事に参加をしない男性達も、この時ばかりは大活躍です。私もピザ焼きにチャレンジさせてもらいましたが、生地を丸く平らに延ばすのは見た目以上に至難の技でした。

パスタ

 イタリア人にとって食べるということは、ただ単にお腹を満たすだけではない、人と会話を楽しむ大切な行事なのです。
 食事中は本当に賑やかで、みんなが同時に好き勝手喋っていることがほとんど。その中でみんなに自分の話を聞いてもらうためには、大声を張るか、面白い話をしなければなりません。
 イタリア語に「Con vivilita(一緒に生きること)」という言葉があります。みんなで一緒に食べ、一斉に喋る、それが「生きる」ということなのだそうです。
 「生きるために食べるのではなく、食べるために生きている」
彼らはそう語ってくれました。


次回もイタリア編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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