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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

ネパール編 Vol.3 「夢の学校YouMe Schoolにお邪魔したよ!」

 極寒のヒマラヤから移動して、今度は蒸し暑い亜熱帯エリアへ。
 私とペコちゃんがネパールの旅で最後に訪れたのは、サガルマタ県の中心部にあるコタン郡です。ガンジス川の大きな支流の1つであるコシー川が近く、野生のベンガルトラが生息しています。

 コタン郡を訪ねたのは、ネパール人のライ・シャラッドさんとの出会いがきっかけでした。

生徒たち

 シャラッドさんは、サガルマタ県コタン郡で生まれ育ちました。
 留学生として勉強するチャンスを得た彼は、学生時代を日本で過ごしました。現在は日本の大手企業でバリバリ働くビジネスマンです。
 驚くことに彼は日本で大活躍するかたわら、5年前に故郷のコタン郡に「YouMe School」という学校を建てていたのです!
 教育には日本式の規律や礼儀をはじめ、掃除の時間なども取り入れられているとのこと。
 すっかり興味をそそられた私は、シャラッドさんのご厚意もあり、彼のご実家と「YouMe School」を訪問させていただくことになったのでした。

 首都のカトマンズからコタン郡まで、車で約10時間かかります。
 その道中には、現地で「ネパールで最も美しい」と言われている道路があります。カトマンズ盆地と南部のタライ平野を結ぶ「シンズリ道路」です。

 以前ここにあった古い街道は、集中豪雨による地滑りや洪水で多くの箇所が損壊したり、不通になったりする事態が多発していました。そこで日本政府が協力し、全長160kmの立派な主要幹線道路「シンズリ道路」を新たに建設したのです。
 今やシンズリ道路は、中国とインドに挟まれた内陸国のネパールにとって、経済を支える最も必要なインフラの1つです。
 実際に車で走ってみましたが、シンズリ道路は急な山道をうねうねと縫うように作られているのにもかかわらず、ガタガタした箇所がまったくありません。車にも人にも優しい道路で、その出来栄えの良さに感動してしまいました。

 長い旅を終えてコタン郡に到着した私たちを、シャラッドさんのご家族が温かく出迎えてくれました。
 シャラッドさん一家は「ライ族」という民族です。どことなく日本人と似た顔立ちをしていて、親近感が湧きます。
 シャラッドさんのご実家には、お母さんのアーシャさんと次女のシャジェナちゃんが、犬や豚、ヤギ、鶏などの家畜と一緒に暮らしていました。

 食生活は、ほぼ自給自足。
 敷地内には畑があり、色んな種類の野菜を無農薬で育てています。鶏や豚などの家畜は放し飼いです。

 アーシャさんが、ネパールの伝統食「ダル・バッド(カレー)」を振舞ってくれました。中に入っているのは、彼らが育てた鶏の新鮮なお肉です。
 頬張ると、町のスーパーで買って食べる時よりも、命を「いただいている」という重みをずっと強く感じます。「食べられる者」と「食べる者」との命の距離が近づいたような、何とも言えない感覚です。

 おいしい食事をいただいた後は、シャラッドさんが建てた学校へ向かいます。

登校している生徒達

 シャラッドさんの実家から「YouMe School」までは、歩いて1時間半もかかる上り坂。
 普段から歩き慣れているつもりの私でしたが、35℃以上の気温と多湿のうだるような暑さも相まって、すっかり参ってしまいました。
 そんな環境でも元気いっぱいの子どもたちは、丘の上にある学校まで駆け上がるように登っていきます。中には、なんと片道3時間半もかけて登校している子もいるそうです。

 勉強が楽しくて仕方がない子どもたちは、もちろん遊びも大好き。
 放課後の楽しみは、ダンス!
 先生も生徒も一緒になって、疲れ切るまで踊るのが子どもたちのブームみたいです。私も彼らの輪に混じって一緒に踊りました。

 私は子どもたちの笑顔に囲まれながら、ふと、シャラッドさんの言葉を思い出しました。

生徒のみんなと一緒に勉強したり、遊んだりして楽しかったよ!“ペコより”

 「外国で安い賃金で働くネパール人の多くが危険な仕事に携わり、命を落としています。
 僕はこの状況を変えることができるのは、教育だと強く思います。
 僕自身、カトマンズの学校、そして日本で学ぶチャンスを得ることができました。それが自分の人生を大きく変えたと思っています。
 以前コタンの子どもたち全員が中学試験に落ちて、1人も進学できなかったことがありました。それを聞いて僕は、故郷に教育の場を作りたいと思ったのです」

 シャラッドさんの熱い思いは、日本人だけでなく、地元の人々も応援しています。

 学ぶことが贅沢ではなくなってしまった日本。
 私はこのネパールで、私たちが忘れてしまった大切な精神に触れたような気がしました。

次回からはキューバ編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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