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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

ホンジュラス編 Vol.3 「ホンジュラスのコーヒー農園にお邪魔したよ!」

 ペコちゃんと私のホンジュラスの旅はラパス県へ。
 前回ご紹介したインティブカ県のお隣の県で、山や畑の風景が続く、のどかな地域です。国土の80%が山岳地帯のホンジュラス。ラパス県も標高1,000m~1,500m位の山が、ずっと連なっています。
 この緑に囲まれた景色の中で栽培されているのが、ホンジュラスの名産物「コーヒー」です。

 中米一帯にはコーヒーを栽培するのに適した土壌がたくさんあるので、コーヒー栽培が盛んに行われています。
 私はホンジュラスを訪問するまで、中米のコーヒーといえばグアテマラやパナマ位しか知らなかったのですが、実はホンジュラスも良質なコーヒーの産地で、年間6万トンも生産されているそうです。
 とはいえホンジュラス国内で流通している量は少なく、80%はドイツなどのヨーロッパ方面を中心に輸出されていて、日本にもその一部が入ってきています。

ホンジュラスのコーヒー農園

 「コーヒー栽培に適した土地」となるには、たくさんの条件が具合良くそろわなくてはなりません。
 まずは、雨の降る時期。コーヒーの木の成長期が雨期にあたり、収穫期は乾期にあたることが必要です。
 そして、日当たり。コーヒーの木は日光がないと育ちませんが、日が強すぎても元気がなくなってしまいます。つまり日当たりが良すぎてもダメ、悪くてもダメで、日陰のバランスがちょうど良い場所であることが重要となります。
 温度は摂氏20度前後の、夏の避暑地のような気候が適切です。
 また一般的に、標高が高い生産地で作られたコーヒーの方が高品質と言われているので、山岳地帯や高地が向いていることになります。
 そして最も大切なのが、木を植えるための土質です。土質は肥沃で水捌けが良く、少し酸性の土壌が良いとされています。
 これだけの条件が揃わなければおいしいコーヒーの実が育たないなんて、コーヒー農園という存在が奇跡のように感じてしまいます。

カバジェロ夫婦

 さて、今回私は、ラパス県のマルカラでコーヒー農園を営むカバジェロ夫婦の家に滞在しながら、彼らの生活と農園を見学させてもらいました。
 カバジェロ一家は、旦那さんのハビエルさんと奥さんのアナ・マリアさん、そして彼らの息子さんの3人暮らしです。元々アナ・マリアさんの実家がコーヒー農園を営んでいたのを、旦那さんと一緒に継いだのだそうです。

 「夫はグアテマラ人でグアテマラに住んでいたのですが、一緒に農園を経営するためにホンジュラスへ来てくれました。コーヒー作りの経験が全くなかったので、初めの頃は色々と覚えるのに苦労していたようですが、夫が来てくれたおかげで農園に新しい価値観を取り入れることができたのです。
 伝統だからと言って同じことを繰り返していては、いつか私達のコーヒーは売れなくなってしまいます。夫は時代に合わせて新しい種類の生産に挑戦するなど、農園に革命を起こしてくれました。彼がコーヒーとは関係のない仕事をしてきたからこそ、違う目線で農園経営を見ることができるのでしょう。もちろん、考え方の違いから言い合いになることもありますが、一緒に試行錯誤することで、良いコーヒー作りができていると思っています」
 アナ・マリアさんは、そうお話してくださいました。

 一家が営む広大なプエンテ農園には、コーヒー摘みが行われる12月から2月にかけて、村中の人達が働きに訪れます。作業者の基本給は、1リブラ(約450g)につき1レンピラ(約5円)。採れた量によって金額が変わっていきます。
 朝早くから行われる作業に集まった人達は、コーヒーの実を入れるための大きなバッグを肩にかけて、次から次へと摘み取って行きます。私もコーヒー摘みに挑戦させてもらいましたが、良質な実とそうでない実を瞬時に見分けるにはかなりの馴れが必要だと感じました。
 勧められて摘みたてのコーヒーの実を食べてみたのですが、苦味のあるコーヒーになるとは信じられないほど甘いんです。真っ白で可憐なコーヒーの花もそのまま食べられると教えてもらったので試してみると、香水のような繊細な香りが口いっぱいに広がりました。

 みんなで摘んだコーヒーの実は別の作業場へ運ばれた後、皮や果肉を取って乾燥させて再び殻を取る、という作業を経て、コーヒー豆(スペイン語でCafé de oro=黄金のコーヒー)になります。これを焙煎して挽きドリップすると、やっと私達が見慣れた1杯のコーヒーとなるのです。
 普段何気なく飲んでいるコーヒーが、これほど大変なプロセスを踏んで作られているなんて、私は想像もしていませんでした。

「スイーツのお供に欠かせないコーヒー作りがこんなにたいへんだったなんて、初めて知ったよ!」 “ペコより”

 今回ご紹介したカバジェロ一家のコーヒーは、2016年に行われたコーヒーの質を競う「カップ・オブ・エクセレンス2016」で見事1位に輝き、日本の企業に1リブラ(約450g)120ドルで購入されています。
 おいしくて高品質のホンジュラスコーヒー。今後、日本でもっと広まっていくといいなと思います。


次回からはイタリア編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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