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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

ジョージア編 Vol.3 「ヨーロッパ最後の秘境、スヴァネティ地方へ!」

スヴァネティ地方

 ジョージアで異色の文化を持つスヴァネティ地方は、コーカサス山脈の谷間に隠れるように存在しています。ジョージア最高峰のシュハラ山をはじめとする、たくさんの山々に囲まれた、自然豊かな地域です。

 この地に色濃く残っている、「スヴァン」と呼ばれる文化の歴史は、とても古いのだそうです。紀元前1世紀頃、勇敢な戦士として名を馳せていたスヴァンの人々の様子は、古代ローマ時代の地理学者ストラボンの文献にも登場しています。

 長い歴史を持つスヴァンの音楽や騎士道、一族同士の対立を裁く独自の慣習などは、今でも歌や踊り、祝祭などの伝統行事として受け継がれています。また、民族特有の言語であるスヴァン語は、ジョージア語と共に日常的に使われています。
 このように、中世ヨーロッパの文化がそのまま残っているのは、このスヴァネティ地方しかないと言われる程、とても貴重な文化遺産なのです。

 スヴァネティ地方を旅しているとよく見かけるのが、高さ20m位の「コシュキ」と呼ばれる塔です。牧草地と高山が連なる「アジアのスイス」とも称される美しい景色に、コシュキの存在が加わって、なんとも独特な雰囲気を醸し出しています。
 あちこちに点在しているこの塔は、スヴァネティ地方に約200基あると言われています。塔の多くは9世紀から13世紀の間に建てられており、当時は、相手の攻撃から逃れる避難所として、また、聖像や宝石、写本などを保管する場所として使用されていました。
 中に入らせてもらったのですが、内部は光がほとんど入らない真っ暗な空間で、外気が30度以上あるにも関わらず、ひんやりとしていました。昔は戦いの時などに、家族全員でこの塔に住んでいたのだそうです。きっと、この閉鎖空間で息苦しい思いをしたのでしょう。
 これらの塔は現在、家畜の干し草や雑穀の倉庫として活用されています。

 さて、今回、私とペコちゃんが訪ねたのは、このスヴァネティ地方にある、ラタリ村です。
 至る所で、歴史的価値の高い塔や古い屋敷を見ることができる民族博物館のような村で、まさにジョージアの文化財の宝庫です。

綺麗な空気と水が新鮮な食べ物を作り、みんなが健康に暮らしていたよ!“ペコより”

 滞在させていただいたのは、スヴァンの伝統的な暮らしを営んでいる、パルジアーニ家です。
 お父さんは建設関係の仕事をしています。専業主婦のエカさんと、中学生のデメトレ君は、スヴァンの踊りや歌を継承していて、地域で行われるイベントや結婚式などで頻繁に披露しています。

 一家は、牛や豚などの家畜を飼ったり、野菜や果物などを育てたりして、食料としています。八百屋で売られている野菜は、自宅の菜園からほとんど収穫できるので、店で買うのは、塩や砂糖、小麦粉位なのだそう。

スヴァネティ地方でよく見られる家の造り

 家の造りは、スヴァネティ地方でよく見られる、伝統的な特徴を残しています。それは、古い家の隣にくっつくようにして、新しい家が建てられている、というところです。
 手前に映っている古い家は、まだ電気が来る前だった20世紀前半まで暮らしていた家です。新しく家を建てた後も、壊さずに残され、家畜のエサを蓄えるための倉庫や物置として使われています。

 パルジアーニ家の朝1番の仕事は、牛の乳搾り。
 この牛乳を使って、「マッツォーニ」というヨーグルトやチーズを作ります。マッツォーニは、ジョージア国民に欠かすことのできない食べ物で、私も滞在中、1日500mlは食べていました。お陰で、腸や肌の調子や体調は抜群に良かったです。

スープ

 ジョージアでは、マッツォーニを普通に食べるだけでなく、温かいスープにしたり、野菜のドレッシング代わりに使ったり、水を混ぜてエナジードリンクなどにして摂取しています。

 ジョージアは健康なセンテナリアン(100歳以上の方)が多い国なのですが、その長寿を支えているのが、このマッツォーニの乳酸菌だと言われています。
 乳搾りが終わると、牛達を2kmほど離れた牧場まで連れて行きます。これは、長男のエレクレ君と次男のデメトレ君の仕事でした。

 夕食時になると、親戚や近所の人達が集まって賑やかになります。それぞれ自家製のワインを持ち寄って、菜園で採れた新鮮な野菜をふんだんに使った料理をいただきます。

 一見、毎日が同じように淡々と過ぎていくように見えるラタリ村の暮らし。天気の変化や人との関わりが、彼らの生活に彩りを加えていました。
 変化のなさから安らぎを得て、移り変わっていくものから程よい刺激を受ける──。充実した暮らしとは、このバランスなのではないかと、スヴァンの人々の生活を見て感じました。

次回からは、イラン編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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