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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

イラン編 Vol.3 「心温かい遊牧民”ロル族”が暮らす、ホラマバードの町」

ロレスタン州の州都、ホラマバード

 ERIKOとペコちゃんの旅、イラン編の最終回にお届けするのは、イラク国境近くにあるロレスタン州の州都、ホラマバードです。
 砂漠のイメージが強いイランですが、北西部のザクロス山脈に程近い、標高1,200mの位置にあるロレスタン州は、イランで最も緑豊かな地域です。イランは日本の4倍もの国土面積を持つ大きな国で地域によって気候が全く違うので、移動する度に驚かされます。

 ホラマバードは観光地としては決して有名ではありませんが、自然豊かな上に、旧石器時代の居住遺跡や壁画が残されている洞窟など、歴史的価値がある場所がたくさんあるので、ヨーロッパから多くの旅人が訪れ始めています。
 私が特に魅了されたのは、ホラマバード近郊に点在する美しい滝です。この辺りには、それぞれに違った表情を持つ滝がなんと50以上もあるのです!その豊かな緑色と大スケールの自然は、私のイランに対するイメージをすっかり変えてしまいました。
 また、この町の住人はゲストが大好きで、素晴らしいおもてなしをする人達としてよく知られています。私も町を歩いていると、見知らぬ人から「ようこそ、イランへ!」と声をかけられました。

 ロレスタン州は「ロル」と呼ばれる民族が人口のほとんどを占めています。ロル族はかつてイラン全土で暮らしていた部族で、世界最古の青銅器で有名になったルリスターン文明を築いたと言われています。

大自然と人の温かさを一度に感じられる町だったよ!“ペコより”

 私とペコちゃんが滞在させていただいた、アザルバニさん一家も、ロルの末裔です。
 家族はイランの共通語であるペルシア語に加えて、その原型に近いロル語を話します。また、ロル族の独自の民族衣裳や、イスラム文化と融合した独特な習慣や風習も持っています。
 彼らがロルの素晴らしさを話す様子から、ロルの血が流れていることをとても誇りに思っていることが伝わってきました。

 アザルバニさんは3人家族で、ホラマバードの町で薬局を経営しています。
 お母さんのザフラさんは小学校の先生をしていますが、お父さんのレザさんと娘のシャディさんは、薬局で親子一緒に働いています。
 イランでは個人経営をする場合、従業員は信頼のおける家族や親族を優先して雇う傾向があります。彼らの薬局で働く他の従業員も、みんな親戚や従兄弟ばかりでした。

 さて、アザルバニさん一家は町で近代的な生活を送っていましたが、元々、山岳遊牧民や農耕民族であるロル族の中には今も、家畜を飼育しながら遊牧的な生活を送っている人達もいます。
 ホラマバードの郊外には、羊やヤギの群れが草を食む美しい緑の絨毯が広がっています。その所々に張ってある黒いテントが、遊牧民のロル族の住居です。

 遊牧生活を送っている、ロル族のアシャエルさんのテントを訪問させてもらいました。
 アシャエルさんと妹さん、そしてその娘さんが3人で暮らすテントの中は、太陽の光を吸収してかなり暑くなっていました。外では、ヤギや鶏が飼われています。

遊牧民の生活スタイル

 アシャエルさんに、遊牧民の生活スタイルについて聞いてみました。
 「昔は多くのロル人がロバや馬を連れて、家畜の飼料が豊富な場所を目指して移動しながら暮らしていたのですが、今は家を構えながら、季節によって遊牧するスタイルに変わってきています。例えば、私はイラクの国境にあるフゼスタンという町に家があって、秋から冬の間はそこで生活しています。春になると、新鮮な家畜の飼料を求めて、この場所へやってくるのです。
 テントの場所は、適当に好きな所を選んでいるわけではありません。それぞれテリトリーが決められていて、その場所にしかテントを張ることを許されていないのです。どこでも良いとなると、飼料がなくなってしまいますから。
 若い人達は、このテント暮らしを好まなくなってきています。自然環境に左右される仕事ですし、羊たちをまとめて指揮するスキルを身に付けるのは大変ですから」

 最後にアシャエルさんに、「生活の中で、最も嬉しい瞬間はどんな時ですか?」と尋ねてみました。
 「それはもちろん、ゲストが来てくれた時です。お客さんがテントを訪れて、色々な話をしている時が一番楽しいです」

 さすが、イランNo1のおもてなしと評判のホラマバードの住人です!
 どんなスタイルの暮らしであっても、やっぱりゲストが大好きな人達なのだと、改めて感じました。

 次回からは、長崎・五島列島編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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