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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

長崎五島列島編 Vol.1 「2018年世界遺産登録!長崎県“五島列島”へ」

長崎県“五島列島”

 私とペコちゃんは、東京から西へ。
 2018年、新たに登録された世界文化遺産がある、九州最西端の長崎県「五島列島」を目指しました。
 五島列島は長崎港から西へ約100kmの場所に位置していて、博多港からもアクセスが可能です。
 船が島に近づくにつれて、海がエメラルド色に変わっていくのがとても印象的で、緑色の海面に、初夏の太陽がキラキラと反射していました。

 「五島」という名前の通り、5つの大きな島からなる五島列島の周囲には、大小140の島が点在しています。
 その中で今回私とペコちゃんが滞在先として選んだのは、北部にある、列島で2番目に大きい「中通島(なかどおりしま)」です。十字架をイメージさせるような形の島で、人口は約1万8千人。超少子高齢化で、年々人口が激減しているそうです。

 島という場所は地理的に隔離された空間のため、文化や伝統が他に吸収されることなく、昔のまま残されている傾向があります。世界文化遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」も、島という環境に守られたからこそ、キリスト教が禁じられていた時代のしきたりや教会などが、今もなお受け継がれているのではないでしょうか。
 私が中通島を選んだ理由の1つに、キリシタンが人口の4分の1と、5つの島の中で最も多い、という点が挙げられます。同じ日本人であっても、宗教が異なれば習慣や考え方に大きな違いが出てくるのではないか、と考えたのです。

真っ青な海と生き生きとした緑の森に囲まれた教会はまるで外国みたいだったよ!“ペコより”

 中通島北部の細く突き出た半島には、集落ごとに個性的で立派な教会が立ち並んでいて、なんだか日本にいることを忘れてしまいそうな光景です。教会は島全体で29堂も存在しているのだそうです。
 中通島には主に仏教徒とカトリック教徒が住んでいるのですが、興味深いことに、住む場所によってどちらの宗教を信仰しているかがわかります。
 もともとこの島には仏教徒が暮らしていたのですが、今から約200年ほど前、長崎の外海から約3,000人のキリシタン達が開拓者として来島し、山間の急峻なジャングルのような土地を切り開いて暮らすようになりました。
 このような背景もあって、今でも、海辺にある平地の住みやすい集落には仏教徒が暮らし、山の中腹の斜面にポツンポツンと散らばるようにしてある集落にはキリシタンが住んでいるのです。キリシタンの集落は本当に辺鄙な場所にあるので、初めて見た時は「こんな所にどうやって畑や家を作ったのだろう」と考えこんでしまったほどでした。

 今回私が滞在させてもらったのは、キリシタン集落にあるキリシタンの家庭です。
 集落のほとんどの人がカトリック教徒で、家には仏壇ではなく、キリストやマリア像が飾ってある祭壇が置かれています。そして、日曜日には家の近くにある教会へ御ミサへ行き、お祈りを捧げるのです。

 さて、五島列島は高級魚が捕れる場所として知られているほか、椿の産地としても有名で、島のあちらこちらに椿の木を見つけることができます。
 昔は、椿の葉っぱが教会の御ミサの出席簿代わりに利用されたり、椿の赤い花が「殉教」の意味で使われたりもしていました。五島の人達にとって椿は、単に彼らの暮らしを支えるものというだけではなく、信仰の上でも大きな意味があるものなのでしょう。
 名産品の椿オイルは「和製オリーブオイル」と呼ばれるほど万能で、平安時代から重宝されていた油です。オレイン酸が豊富に含まれていて、体に塗っても食べても良いのだそうです。ご当地食のコシのあるおいしい五島うどんにも椿の油が塗られています。

ふくれもち

 五島列島には、カトリック教徒がお祝いの日に伝統的に食べるおやつがあります。
 それは「ふくれもち」と呼ばれる、小麦粉で作った生地に小豆あんを入れた食べ物です。少しあんパンに似ているかもしれません。
 ふっくらとした食感のふくれもちは、サルトリイバラという葉っぱの上に乗せられていて、頬張ると、香ばしい香りと葉っぱの風味が口の中にほんのりと広がります。
 ちなみにこのふくれもち、昔は椿の葉っぱに乗せていたのだそうです。食事からも、その土地が持つ文化や宗教について知ることができるのですね。

 次回も、長崎・五島列島編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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