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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

スペイン編 Vol.4 「スペイン1の食材宝庫 ガリシア地方」

ガリシアの山の景色はちょっと日本みたい。懐かしい気持ちになったよ。“ペコより”

 イベリア半島北部の西端、ポルトガルと国境を接するガリシア地方へやって来ました。日本の九州をひと回り小さくしたくらいの広さで、約280万人が暮らしています。
 ガリシア地方は太平洋に面したリアス式海岸の地域と、山岳地帯の2つに分けることができます。スペインでは珍しく海洋性気候で降水量が多く、「スペインの山陰地方」とも言えるような場所です。

 スペインでは共通言語のスペイン語以外に、約5つの言語が使用されています。
ガリシア地域で日常的に使われている「ガリシア語」は、スペイン語とポルトガル語を混ぜたような印象を受ける言語です。スペインでも人気の日本のアニメ、『ドラゴンボール』や『ドラえもん』などは、ガリシア語で放送されています。

 日本でも有名なガリシアの名所と言えば、州都の「サンティアゴ・デ・コンポステラ」でしょう。エルサレムやバチカンと並ぶ大司教座が置かれているので、巡礼路の最終地として世界中から多くの巡礼者達が訪れています。2017年には30万人を超える日本人が巡礼に訪れたのだそうです。
 イベリア半島で最もキリスト教の普及が遅れたガリシアは、自然信仰を基本とする土着の宗教とケルト文化がカトリックと混ざりあった、独自の文化が根付いています。そのため、今でも「メイガ」と呼ばれる魔女の存在や、魂や霊に関するさまざまな言い伝えがたくさん残っています。

ナバハ

 ガリシアは「スペインで1番新鮮で美味しいものが食べられる場所」としても知られています。マドリッドやバルセロナなどの都市部のレストランでも、ガリシア料理は高級料理として大人気!とりわけ魚介類は、タコやエビ、貝類、魚、日本ではなかなかお目にかかれないようなものまで、種類豊富です。
 私が特に大好きになったのが、「ナバハ(Navaja)」と呼ばれるマテ貝。折りたたみのナイフのナバハに似ていることからその名前が付いたのだそうです。濃厚な味わいがオリーブオイルとぴったり合う、貝好きにはたまらない絶品です。

 さて、私とペコちゃんはガリシアの伝統的な生活を体験するために、山岳地帯のルーゴ県にあるセルバンテス地区「ドイラス」という村に滞在しました。
 なんとこの村には家が4軒しかなく、スーパーはもちろん、食料を調達するお店すらありません。過疎化が進み、若者も減っていて、唯一の公共機関が小さな診療所、という環境のこの村では、今もガリシアの伝統的な暮らしが営まれています。

この地域では昔から、ソーセージやハム、はちみつ、野菜、パンなどを自分達で作って消費しています。例えばハモン(生ハム)は、毎年時期が来ると、飼育している豚をそれぞれの家で屠殺して加工し、保存食にします。
 また、山岳地帯で暮らす男性の多くは狩猟免許を持っていて、毎日狩猟犬を連れて出かけては、イノシシや鳥などを狩っています。
 このような生活スタイルは、さまざまな生活機能が向上した現代でも、昔とほとんど変わっていないようです。

 ガリシアの山岳地帯には、このドイラス村のように家が数軒しかない小さな村々がポツンポツンと離れて点在しています。「集まって大きな村を作って暮らせば、もっと快適なのに」と思うのですが、聞くところによると、アップダウンがきつくて平らな道がほとんどないので、なるべく自分が所有する農地に近い場所に住んでいるのだそうです。

ドイラス家

 滞在させていただいたドイラス家はバルを経営していて、週に1日も休むことなく働いていました。
 スペイン人はバルを頻繁に利用する習慣があって、朝のコーヒー1杯、昼食後の休憩、仕事終わりの1杯……と、1日のうちに何度も立ち寄ります。バルが周辺にこの1軒しかないということもあり、連日多くのお客さんでいっぱいでした。

 最後に、ガリシアの移民について少し触れたいと思います。
 ガリシアには主な産業がないので、20世紀初め頃から、仕事を求めて国内外へ出稼ぎに行く人達が大勢いたのだそうです。家族と離れて暮らすという行為は、家族を人生で1番大切にしているスペイン人らしくないように思えます。この切ない移民の歴史は、ガリシアの歴史そのものなのです。

 次回からは、パラオ編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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