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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

カルムイク編 Vol.4 「カルムイク人の幸せの源」

きれいな伝統衣装を着たカルムイクの人達と楽しい時を過ごしたよ! “ペコより”

 ロシア連邦の共和国の1つで、モンゴル系の血を引く人々が暮らす仏教国、カルムイク共和国。
 ロシアの社会システムの中にありながら、今でもしっかりと代々継承されてきたカルムイクの文化が生活に根付いています。

 カルムイク人を一言で表すと、「明るくて、幸せな人達」。男性はがっちりとした体格で力強く、女性は肝っ玉母ちゃんのようなおおらかな印象です。
 彼らの明るさの背景には、仏教以前に信仰されていた宗教が大きく関わっています。

タルチョ(5色の旗)と石が積み上げられたテングリの儀式場

 現在はほとんどのカルムイク人が仏教を信仰していますが、彼らがまだ遊牧民として暮らしていた頃は、「テングリ」という宗教が信じられていました。テングリとは「天神(テンジン)」のことで、いわゆる天を神様とする宗教です。
 今でもテングリを信仰している人もいて、市内には儀式のための場所もあります。数えきれないほどのタルチョ(5色の旗)と石が積み上げられたこの場所は、とても神聖なエリアとされています。

 多くの人が仏教徒となった今でも、このテングリの思想がカルムイク人の生き方に大きく影響しています。

 カルムイク人が大切にしている言葉に、「ジングル」と「キュン」というものがあります。
 「ジングル」は、「人生」と「幸せ」という2つの意味を合わせ持っているので、直訳すると「人生は幸せなもの」という意味です。
 もう一方の「キュン」は、「パーソナリティ」という意味で、「人はそれぞれ違った個性を持つべきだ」という思想を表しています。カルムイクでは、ほかの人と同じであることは、あまり良く思われません。1人1人違った特徴や特技を生かして、社会の中でそれぞれの役割を果たすことが重要だと考えているのです。

 この考え方は、実際に彼らの道徳や教育に反映されていて、引いてはカルムイク人の人生の充実感や幸福の土台ともなっているように感じます。
 例えばカルムイクの人は、両手を胸の前で合わせたりお辞儀をしたりと、相手を尊重する謙虚な姿勢で話を聞きます。
 反対に、人前でため息をついたり腕を組んだりといった、マイナスの印象を与える行為を嫌う傾向があります。このような配慮に欠ける行いは「ムーヨル」と呼ばれ、良くない行動だと捉えられているのです。

ロシア独立記念日のお祝い風景

 さて、私がカルムイクに滞在している間に、ロシア独立記念日のお祝いが行われました。
 朝早くから、一家総出でお客さんをもてなすための食事の準備に取りかかります。普段からお手伝いに慣れている5人の子ども達も、即戦力となって積極的に参加していました。

 きゅうりとトマトをマヨネーズで和えたロシアの定番サラダやシャシリク(牛肉の串焼き)、羊肉の煮込みにホルモンの炒め物など、豪華な料理がテーブルいっぱいに並べられたら、いよいよパーティの始まりです!
 カルムイクの民族衣装に身を包んだ従兄弟や親戚、友達などの招待客が揃ったら、ウォッカで乾杯します。その時、1人1人順番に乾杯の挨拶をしながらそれぞれの思いを話していくのですが、なんだか、日本のお正月に一家の主が抱負を述べたり、家族の健康を祝ったりする場面を思い出させられました。

 パーティが楽しく盛り上がってくると、アコーディオンの伴奏に合わせて、みんなでカルムイクの歌を熱唱し、ダンスを踊り始めます。
 カルムイクの人達は、老人から子どもまで一緒になって、草原の見える大地の上で思いっきりダンスを楽しんでいました。
 おいしいものを食べ、歌って、踊って、みんなでお祝いをする。とても単純なことのようですが、最も暮らしを楽しむ方法の1つです。そして、子ども達が伝統文化を継承する大切な機会でもあり、人々がカルムイク人であることの誇りと幸せを再確認する場ともなっているのでしょう。

 次回からは、タタールスタン共和国編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

ERIKO(エリコ)
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