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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

タタールスタン共和国編 Vol.3 「タタールスタン共和国のイスラム教徒の暮らし」

「タタールの人達は、家族の絆とお祈りをとっても大切にしていたよ」“ペコより”

 ロシア文化と独自の文化が共存するタタールスタン共和国。
 その大きな特徴の1つが、イスラム教スンニ派を信仰している人が大勢暮らしているということです。
 街には美しいモスクが点在し、ムスリムの間では「アッサラーム・アライコム(あなた方の上に平和がありますように)」と、アラビア語で挨拶が交わされます。
 タタールのイスラム教は、中東諸国と比べると厳格な規律や強制はあまりなく、元々あったタタールの文化にイスラム教が加わったものだと考えられています。信仰の度合いも個人によってさまざまで、昔の写真にも、ヒジャブ(頭を覆うスカーフ)を着用していない女性が写っています。

 実は、今のように信仰の自由が認められるようになったのは、エカテリーナ2世(在位1762年〜)が即位した後のことで、イスラム教がキリスト教と同等だと認められるようになるまでには、モスクの撃ち壊しなど、数々の悲惨な歴史がありました。ロシア正教への改宗政策によってキリスト教の洗礼を受けさせられたタタール人もいて、彼らは「クリャシェン」と呼ばれました。

 さて、今回私とペコちゃんが滞在したのはマントゥ家です。
 お父さんのラファエルさんはドライバーの仕事を、お母さんのアルソさんは小学校の先生をしています。
 子どもは娘さん2人と息子さんが1人。子ども達は家の中ではタタール語を使い、近所の子どもと遊ぶ時はロシア語で話すなど、両言語を上手に使いこなしていました。
 マントゥ家はタタールの中では比較的厳格なイスラム教徒で、家族全員の都合のつく時は、1日5回の礼拝を欠かしません。その姿は、アッラーへ祈りを捧げるのと同時に、家族の絆を確認し合っているようにも見えました。都市部を除くタタールでは同族同士の結婚を望む方が多いのですが、それはこのような文化を継承しやすいからかもしれません。

 私が滞在したのはちょうど夏休みの時期で、マントゥ家は、ソ連時代から続いてきた習慣にならい、いつも生活している市内を離れて、郊外の「ダッチャ」に滞在していました。
 「ダッチャ」とは、ロシア連邦に住む人の多くが所有しているサマーハウスのことで、自然豊かで静かな場所を好むこの国の人々にとって、オアシスのような場所です。
 週末や長い休みはここで自給自足に近い形で過ごし、畑や菜園で育てた野菜やフルーツなどを、普段の生活の足しにします。マントゥ家のダッチャにも立派な菜園があり、人参、ジャガイモ、ねぎ、スイカ、りんごなど、たくさんの野菜や果物を育てていました。
 夏休みの間、学校の仕事がお休みになるアルソさんは、ここで鶏を卵から育てて販売する仕事もしています。ダッチャの敷地内には大型のインキュベーター(孵化器)があり、常時たくさんの卵が温められていました。時期が来て一斉に孵化した雛は、2週間ほど育てた後、近所の人達に売るのだそうです。

「チャクチャク」と呼ばれる、パン生地を油で揚げて、はちみつと絡ませたタタール伝統のお菓子の写真

 タタールの家庭に来て1番驚いたのは、「チャイ(紅茶)」を飲む回数です。タタール人は無類のチャイ好きなのですが、1日になんと8回~10回は飲んでいるようでした!
 チャイのお供は甘いお菓子。「チャクチャク」と呼ばれる、パン生地を油で揚げて、はちみつと絡ませたタタール伝統のお菓子がよく食べられています。サクサクっとした歯ごたえと、あま~い味がチャイと合うので止まらなくなりました。

 食卓には、毎日タタール料理が並びます。タタール人の主食はジャガイモで、私達日本人がお米を食べるのと同じくらいの頻度で食べています。
 私が特に気に入ったのは、クレープ生地にジャガイモのピューレを挟んだ「クスタビ」という料理です。シンプルですが、ジャガイモの甘みとカリッとした生地のコンビネーションが癖になります。機会があれば、ぜひ食べてみてくださいね。

 次回も、タタールスタン共和国編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

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