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ERIKO&ペコちゃんの旅~ERIKOさん&ペコちゃんが訪れた世界の国の文化や習慣をご紹介~

このコーナーでは、ERIKOさんとペコちゃんが一緒に旅をした、世界の国々の文化や習慣をご紹介しています。

ERIKO(エリコ)さんのプロフィールはコチラ

グリーンランド編 Vol.3 「グリーンランドの子ども達」

 世界最北の島のデンマーク領グリーンランドは、日本の約6倍、デンマーク本土の約50倍という面積の広さに対して、約57,000人しか住んでおらず、世界で最も人口密度が低い地域の1つに数えられています。
 日本と同じように高齢化が進んでいて、1997年をピークに年々下がり続けている合計特殊出生率は現在2.1。19歳以下の子どもは、約13,000人です。
 さて、そんなグリーンランドで育つ子ども達の学校生活や暮らしを見ていきましょう。

◆グリーンランドの教育制度
 グリーンランド西部の第3の町「イルリサット」にある2つの学校のうち、私とペコちゃんは「マティアス学校」を訪問しました。
 グリーンランドの教育制度はデンマーク本土とほぼ同じシステムが採用されていて、6歳で小学校に入学し9年間の義務教育を経たのち、希望する生徒は選択制の10年生を過ごします。
 その後は3年間の高等学校や職業学校へ進学、または就職します。グリーンランドには高校が4つ、職業高校は6つ、大学に至っては首都のヌークに1つあるだけなので、進学を希望する生徒は親元を離れて生活しなければなりません。
 1970年頃までは10歳くらいの時にデンマークへ留学し、ホームステイをしながら言語や文化を学ぶことが義務付けられていました。義務ではなくなった今でも、義務教育期間中に1年間、デンマークへ留学する生徒がたくさんいます。
 私が交流させていただいた生徒さん達は8年生(14歳)のクラスで、英語がとても流暢でした。小学校1年生の時から英語の授業が設けられているのに加え、幼少期からインターネットで英語の動画サイトをよく観覧するなど、英語に接する機会が多かったためだと思われます。

ERIKOとペコちゃん

◆ハンティング休暇がある学校
 日本は4月から、欧米の多くは9月から学校が始まりますが、グリーンランドでは8月上旬から学校が始まります。
 1年間の登校日数は200日で、夏休みは6月から8月上旬まで、冬休みは12月下旬から1月上旬まで、そのほかに9月にハンティング休暇、11月にイースター休暇があります。
 夏休みが初夏に設けられている理由としては、まず、太陽が沈まない「白夜」の時期に当たるため、生活習慣が乱れやすく、授業に集中しにくいということが挙げられます。
 また、初夏は気温が高く天気も安定していて、猟を学ぶのに最適な時期です。伝統的に狩猟によって食料を賄っているグリーンランド人は、10歳頃になると父親と一緒に猟に出かけて、銃の使い方や解体、獲った獲物の運び方などを教わり、その技術を身に付けていきます。グリーンランドの子育てで最も大切にされていることの1つに「自立すること」がありますが、「自立」という言葉には、自然の中で自分の力で食料を調達できるようになるという意味も込められています。

「カニにエビ、いろいろなデザート!どれもすっごくおいしかったよ!」“ペコより”

◆大人だけが招待される、子どもの誕生日会
 グリーンランドでは、週末になると必ずどこかの家庭で子どもの誕生日会が開かれています。
 誕生日会は「カフェミック」と呼ばれ、自宅や貸し切りの広いイベントスペースなどで盛大に行われます。私も滞在中に何度かカフェミックにご招待いただきました。子どもの誕生日会といえば、クラスメイトや友達など、たくさんの子ども達で賑わうイメージがありますが、不思議なことに子どもは誕生日を迎えた本人だけ。招かれているのは大人ばかりです。
 実はグリーンランドでは、子どもの誕生日会に大人だけを招待するという習慣があります。これには彼らが暮らす過酷な環境や歴史が関係しているそうです。
 今のように医療が発達していないころは、子どもが産まれても悪天候や不猟などで、幼くして亡くなってしまうケースが少なくありませんでした。そのため、今でも子どもが誕生日を迎えると、「また1年間生き延びられた」と周囲に感謝するのです。
 カフェミックの日は、たくさんの料理や数十個のケーキなどが準備されます。お客さんは多い時になると1日50人以上のことも!次々とやってきて、子どもの誕生日を祝福します。
 招待されたお客さんは子どもの親に、「ウキヨック(Ukioq)を生き延びた」と声をかけます。「ウキヨック」はグリーンランド語で 「冬」と「年」 という意味があります。1年を生き延びることは、寒く厳しい冬を越すことと同じ意味なのです。

 次回も、グリーンランド編をご紹介します。お楽しみに。

ERIKO(エリコ)

モデル・定住旅行家

鳥取県出身。東京コレクションでモデルデビュー。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱き、スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅する。現在モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人々の家庭で暮らすように旅を続け、人々の生活や生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)であり、雑誌、CM、企業講演、トークイベント、国内外TV、ラジオなどメディア出演多数。著書に「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)。また、内閣府平成28年青年国際交流事業の効果検証に関する検討会委員。観光庁「若旅★授業」講師。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーなども勤める。

ERIKO(エリコ)
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